はじめに 被災地復興のために少しでも力になりたいという想いを、いま誰もが共有していることと思います。義援金募金の窓口はすでにたくさんあり、たくさんの企業や個人がチャリティーを立ち上げていて街中に募金できる機会があります。たぶん皆さんは、そのどこかですでに募金をしたのではないでしょうか。私もしました。日々たくさんのお金が日本中、世界中から集まっていると聞き、自分のことのように心強く思いますし、深く感謝しています。 このようなことがあって改めて、チャリティーという活動について、私もじっくり考えました。 私のもとには今たくさんの方々や団体から、チャリティーイベントや募金活動へのお誘いがあります。目的は同じでもそれぞれの成り立ちも、方法も、雰囲気も、寄付先も違うもので、そのすべてに参加することは不可能と考え、実はとても悩みました。 もちろんこうした運動に共感します。ですが、冷たい人間と思われること