東日本大震災の影響で消灯されたグリコの看板=大阪市中央区 大阪・道頓堀のシンボルで、東日本大震災の発生翌日の12日から消灯していた「グリコ」のネオン看板が24日ぶりに復活することになった。江崎グリコは4日、同日午後7時から点灯を再開すると発表した。「みんなに笑顔を届けたい。」という被災地応援の言葉が書かれた垂れ幕(高さ10.8メートル)も同日午後、看板上に掲出する。 グリコの看板は縦20メートル、横10.8メートルの大きさ。夜には赤や青に鮮やかに光り、「大阪の象徴」とも言えるミナミの名所。震災で節電を呼びかけようと、12日から点灯を取りやめていたが、「関西から元気を出して欲しい」と、再点灯の要望が多く同社に寄せられていたという。再開の理由について、グリコは「被災地の状況は厳しいが、日本全体が早く明るくなるようにと願いを込めた」(広報)と説明している。(榊原謙)