■ 概 要 本研究は、我が国農業を、「米を中心とした土地利用型農業」(Ⅰ型)、「土地をそれほど必要としない農業(野菜、果物、花き等)」(Ⅱ型)、 「環境保全・景観保全・地域保全に力点を置く農業」(Ⅲ型)の3つに分類した上で、「農業の収益向上」に向けた課題について考察した (報告書の主な対象はⅠ型、Ⅱ型)。収益向上により農業の魅力が高まれば、若者を始め農業への参入が促され、 結果として農業の持続性や農業生産力の強化に資することになる。そのために、制度・政策に求められるのは、 生産主体が安心して意欲をもって農業経営に取り組める環境を整えることである。報告書では、農地集積や法人化、 植物工場を始めとする新技術の導入、経営感覚に富んだ人材の育成、食の安全・安心の確保等を視野に、具体的な提言を示した。 ■ エグゼクティブサマリー ■ 研究報告書(全文) ■ 目 次 1. 序 ~各主体は日本農業に何を