サッカーへの鋭い洞察を皮肉とユーモアにくるんだコメントは健在だった。日本代表監督に就任しながら脳梗塞(こうそく)のため志半ばで退任したイビチャ・オシム氏(68)が静養先のクロアチアの保養施設で共同通信の単独インタビューに応じ、日本代表の将来や自らが描く理想の監督像、6年間を過ごした日本の風土や国民性などを思うがままに語った。3回に分けてお伝えする。(ボディツェ共同=戸部丈嗣) -いまの日本代表はあなたが監督当時から進歩したと思うか オシム氏 普通に考えれば同じ選手たちなのだから、もっとコンパクトに速く、組織的にプレーしなければならない。選手がもっと自信を持ってプレーできることが重要だ。1度駄目だったらすぐいなくなるのではなく、観客と選手、選手と監督の間の信頼感が大事だ。 -日本代表は中村俊、遠藤に依存し過ぎでは。千葉の選手はいなくなった オシム氏 それは好みの問題だ。わたしが千葉の選手を選
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