3.図形の描画と図形のグループ化 SVGにおいてはグラフィック描画の手続きをXMLツリーとして表現する.様々な要素の組み合わせで複雑なグラフィックを構成するのだ.本項では最も基本のpath要素とその他の基本図形要素,及びg要素による図形のグループ化について説明する.これらの要素はSVGを表示可能な全ての環境で動作し,簡単なグラフィックであればこれだけで十分に間に合う. path:パス図形の描画 path要素は任意の図形を表す.図形定義が柔軟に行えるが,円や四角などの単純な図形を描画するだけなら後述する専用の要素を使ったほうが良い. パス図形の定義 d属性には曲線を引く際のコマンド(パスコマンド)のリスト(パスデータ文字列)を指定する.パスデータ文字列の前から順にコマンドを実行し,得られた(曲)線に囲まれた領域をパス図形と呼ぶ.SVGにおけるグラフィックはこのパス図形を元に描画される. d属