最初のPentiumが登場したのは1993年。Pentiumの名を冠したCPUは、それから12年間進化を続けましたが、2005年発表のPentium Dがシリーズの最後のCPUとなり、2006年にはPC向けプロセッサの主力はCoreシリーズにバトンタッチすることになりました。これまでのPentium 4とは大きく異なるアーキテクチャを採用することで、高性能と低消費電力を両立させたのがCoreシリーズです。2回連続で、Coreシリーズのアーキテクチャの秘密に迫ります。 Pentium 4やPentium Dは、NetBurst(ネットバースト)と呼ばれるマイクロアーキテクチャを採用してきました。最大3.8GHzという動作周波数を実現し、PC用のハイエンドCPUとして数多くのパソコンに採用されてきました。しかし、NetBurstには、電力効率が悪いという大きな弱点があったのです。Pentium
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