【NHK健康】小児アレルギーに関わる、赤ちゃんの腸内環境（腸内フローラ）とは私たちの腸には、1000種類以上とも言われるさまざまな腸内細菌が住み着き、私たちの健康に大きな影響を与えていることが、いま注目されています。いわゆる「腸内フローラ」です。これらの細菌は、私たちが産まれた直後から私たちの腸に入ってきて、やがては100兆個以上も腸に定住するようになると言われています。 私たちの腸が初めて腸内細菌と出会う赤ちゃんのころ、実は腸の中でドラマチックなことが起きて、赤ちゃんが健康に成長するのを助けていることが、最新研究からわかってきました。その幼い腸と腸内細菌との関係がバランスを崩すと、小児アレルギーの発症にも深く関わるといいます。赤ちゃんの腸ではなにが起きているのでしょうか？ お母さんの子宮の中にいる胎児の腸内は、ほぼ無菌状態です。それが出産の時、お母さんの体に付着した菌などがどっと赤ちゃんの口や鼻から腸へと入り込みます。 このとき、赤ちゃんの腸を健やかに保つ上で重
