ソニーのストリンガー会長(68)の報酬額がベラボーだったことが分かった。基本報酬3億1000万円、業績連動1億円の合計4億1000万円。さらに50万株のストックオプションが加わり、ソニーがストリンガー会長1人に費やした額は年間8億円以上に上る。 18日の株主総会で明らかにされたものだが、ソニーの社外取締役は質疑応答の場で高額報酬を次のように説明した。 「ソニーの事業領域はゲーム、金融、映画、音楽など幅広い。海外のエンタメ業界のトップは11億円から16億円、もしくはそれ以上を得ています」 だからストリンガー会長の8億円は決して高くないという言い分だろうが、欧米と日本とでは事情がまるで違う。欧米のトップは、いうなれば経営のプロ。CEO(最高経営責任者)として多数の企業を渡り歩き、経営者としての経験をふんだんに積んだ結果の高額報酬だ。それだって「強欲資本主義の権化」と批判され、世界中で見直