(CNN) 米インディアナ州のインディアナポリス動物園はライオンの屋外施設で雌のライオンが雄のライオンを殺す騒ぎがこのほどあったと報告した。 19日付の声明によると、異変があったのは15日早朝で開園前の時間帯だった。ほえ声が異様なほど続いたため職員が現場に行ったところ、雌の「ズーリ」と雄の「ニャック」が取っ組み合っているのを発見。 2頭を離すあらゆる措置を講じたものの、ズーリはニャックが動きを止めるまで首に噛(か)み付いたままだったという。検視の結果、10歳になるニャックの死因は首の負傷による窒息死と判明した。 2頭は同動物園で8年間同居し、子ども3頭も生まれていた。飼育記録によると、2頭の間でけんかなどが起きたことはなかった。 動物園は今回の異変を詳しく調べる方針。ただ、ライオンの飼育方法を変える予定はないとしている。