4月25日が新年度最初の給料支払い日だった読者は多いはずだ。そこで気になるのは「ほかの人は、いったいどのくらいもらっているのか?」。今回は、地方自治体に勤務する公務員の平均年収ランキングをお届けする。 ランキングは、総務省が発表している「地方公務員給与実態調査」(2015年度版)に基づいている。諸手当を含む平均給与月額の12カ月分に、期末手当と勤勉手当を加えて算出した。地域差が大きい寒冷地手当は含めていない。今年のランキングは、都道府県と市区町村の職員の平均給与額を1つのランキングにして開示した。 東京都を上回る自治体も 公務員の年収は自治体による格差は大きくないものの、上位には財政余力が高く、生活費も高い都市部が並ぶ結果となった。印象的なのは昨年の調査で1位だった東京都の平均給与を、東京都武蔵野市、神奈川県厚木市、東京都中野区の平均給与が上回ったことだ。 昨年調査で7位だった武蔵野市は7