この時代、ギブソン・フェンダーのギターは非常に高価で、学生の小遣いではとても買えるものではなく、日本製のコピーモデルを選択せざるを得なかった。ロゴのイメージで“ギブソン=グレコ、フェンダー=フェルナンデス”の図式ができていたものだ。 著作権侵害で裁判になったが… 当時、誰もがこれらのコピーモデルはギブソン、フェンダーの了解を得て製造と販売がされているのだと思っていたのではないか。ロゴをじっくり観察しなければ、見分けがつかないほど精巧にできていたのだから当然だろう。 しかし、そうではなかった。1993年、ギブソン社はフェルナンデス(なんでグレコではないの?)を著作権侵害で訴えたのである。何を今ごろになって…という感じは否めないが、著作権意識の高まりのなかで、とりあえず今後の布石のために訴えておこう、といったニュアンスだったのかもしれない。 裁判の結果はフェルナンデス側の勝訴。ギブソンが長年に
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