PFUは12月9日、PDF長期署名の標準規格「PAdES」に日本で初めて準拠した「PDF 長期署名ライブラリ V1.0」を販売開始した。価格は基本パッケージで250万円(税抜き)から。 PDF 長期署名ライブラリ V1.0は、既存のソフトウェアやシステムにPAdES準拠の長期署名機能を追加できる開発者向けライブラリ。電子署名とタイムスタンプを併用することで、電子文書が改ざんされていないことを長期間にわたって証明でき、e-文書法など各種電子書類保管に関する法律に対応できるという。 従来の長期署名方式では、CMSベースの「CAdES」とXMLベースの「XAdES」が主流だが、ファイルの中身を見るのに専用ビューアが必要など運用が不便だった。今回PFUが採用したPAdESはPDFの拡張規格で、PDFファイルに電子署名とタイムスタンプを内包する長期署名規格。同規格は、現在「ISO 32000-2」と