信州を代表する湯田中温泉(ゆだなかおんせん)。今回ご紹介するのは、湯田中駅から歩いて10分ほどの場所にある 湯田中温泉 よろづや 。江戸寛政年間創業という老舗旅館です。 吹き抜けのロビー。高さおよそ10メートルの見事な格天井(ごうてんじょう)が出迎えてくれます。 本館の隣にあるのは松籟荘(しょうらいそう)。木造数寄屋造りの4階建てで、国の登録有形分際に指定されています。上の写真は書院造りの客室。10畳と6畳の二間続きのお部屋です。客室専用の露天風呂も付いています。客室のタイプは宿泊プランの中から選べます。 よろづやの醍醐味は、なんといっても大浴場の桃山風呂です(上の画像)。広さおよそ200平米。格天井(ごうてんじょう)と楕円形の大きな湯船。昭和26年に造られ、こちらも国の有形文化財に登録されています。 宮大工の手で造られた寺院様式の建物。欄間(らんま)や梁(はり)にも細かな意匠が施されてい