第10章 ポインタ ポインタとは、「変数のアドレスを記憶する変数」と定義することができます。 C言語の特徴にポインタが使用できることがあげられますが、ポインタからC言語がわからなくなったという話もよく耳にします。 けれども、順を追ってきちんと消化していけば、ポインタは難しいものではありません。読み飛ばさず、じっくりと理解するようにしてください。 10-1.変数とポインタ (1)変数とアドレス ポインタについて理解するには「アドレス」とは何かをまず理解してください。 int a = 123; は実際には下図のように、 「メモリ上のある番地(下図では1000番地)に変数a としての領域を確保し、 その領域に 123 を格納する」ということになります。