バラク・オバマ米大統領(49)は19日、国賓として訪米中の中国の胡錦濤(こきんとう)国家主席(68)とホワイトハウスで会談した。会談後、共同記者会見に臨んだ両首脳は、中国の人権問題をめぐり率直に意見交換したことを強調したが、胡主席は「相互尊重と内政不干渉の原則に基づき米国と(人権問題について)対話を行いたい」と従来の見解を主張するににとどまり、溝は埋まらなかった。経済分野では米中2大国は強い相互依存関係にあるが、同時に妥協しがたい対立も抱えている現状をそのまま反映した首脳会談だった。関連記事オバマ大統領、胡主席に劉氏の釈放を要求オバマ氏、劉氏の釈放要求など人権問題…記事本文の続き ■「北」「元」歩み寄りなし 共同会見で両首脳は、「世界の平和と安定に責任を持つ両国が協力を深めていくことは極めて重要だ」という認識で一致したと表明。まず「協調」姿勢を強調した。しかし、人権と並んで首脳会談の主要テ