奈良県は24日、東京都港区の食品販売会社「ハートフード」が販売した中国産冷凍チンゲンサイから、国の残留基準の約40倍の殺菌剤「ジフェノコナゾール」を検出したと発表し、港区と奈良農政事務所にそれぞれ食品衛生法違反と日本農林規格(JAS)法違反で通報した。関連記事西洋ネギから農薬検出 輸入業者に回収…基準値6倍の有害物質 鯖江・黒津川水…記事本文の続き この殺菌剤は国内ではリンゴやナシには使用できるが、チンゲンサイへの使用は認めていない。 今月15日の輸入食品検査で、天理市の県立養護学校で回収した給食用チンゲンサイから検出。同校の生徒は食べておらず現時点で健康被害はないという。