経済評論家・島倉原のブログです。日本経済や世界経済を分析しつつ、日本経済長期低迷の原因は誤った経済政策(緊縮財政やグローバリズム)にあることを、データも交えて解説しています。 インターネットテレビ「チャンネルAjer」の収録を行いました。 今回のタイトルは「財政政策に対する誤解(マンデルフレミングモデル)」です。 「マンデルフレミングモデル」とは、海外部門の要素(輸出入や為替レート)を取り入れたマクロ経済モデルであり、「財政支出を拡大しても、経済成長(GDPの拡大)にはつながらない」ことを主張する論者によって、その根拠としてしばしば引用されます。 今回は、マンデルフレミングモデルの引用のされ方はもちろん、モデル自体が妥当でないことの根拠を示すと共に、現在の日本には「財政政策無しの経済成長はあり得ない」ことを、同じくマクロ経済モデルの土俵に立った上で、実際の経済指標も交えて論証しています。