ソニーのオンラインサービスで約1億人分の個人情報が流出した問題で、ソニーグループの携帯電話大手ソニー・エリクソンが扱う顧客情報が外部からの不正侵入で約2千人分流出していたことが25日、分かった。これでソニー傘下のゲーム、音楽、携帯に関連した会社が次々と不正侵入を受けたことになり、情報流出はグループ全体に拡大。ハッカーによる集中砲火の様相を呈してきた。 ソニーによると、ソニー・エリクソンのカナダ法人が運営するウェブサイトの利用者約2千人分の名前、電子メールアドレス、パスワードが流出していることが現地時間の24日、発覚した。サイトでは、利用者がネット経由で携帯電話の付属品などを購入できる。ハッカーらの交流サイトでは、今回のサイトや不正侵入したハッカー集団の名前とともに、流出した情報もさらされている。 ソニーの情報流出問題は4月下旬、ゲーム機「プレイステーション」のオンラインサービス「プレイ