大阪・ミナミで飲食店の店長の男性(24)を殴って重傷を負わせたとして吉本興業所属の漫才コンビ「メッセンジャー」の黒田有(たもつ)容疑者(39)らが傷害容疑で逮捕された事件で、当初、左目の下の骨が折れるなど2カ月程度の重傷だとされていたこの店長のけがは2週間程度の打撲で軽傷だったことが8日、大阪府警への取材でわかった。男性が「骨折は昨年5月に殴られた際のけがだ」と申告したという。 南署によると、黒田容疑者ら2人は昨年12月25日深夜、大阪市中央区宗右衛門町のガールズバーで、料金トラブルとなった男性に暴行し、けがを負わせた疑いが持たれている。男性は搬送先の病院で骨折と診断されたが、申告で再検査したところ、今回の暴行によるけがではなかったと判明したという。男性は今回の事件で頭や腕などに打撲傷を負って入院していたが、すでに退院している。