前回のブログでも書きましたが、現在の電子雑誌の多くは「紙の雑誌を印刷するのに使用したデータそのままをPDFにして見せているだけ」です。このような電子雑誌は「紙で読むより読みづらい」です。なぜ読みづらいのかをエディトリアルデザインの視点で考えていきます。 ●紙にくらべて文字が小さく表示される 印刷用のデータ流用の電子雑誌を、iPadで読むとします。 例えば、A4サイズで文字の大きさが「本文12Q、キャプション8Q」という一般的な雑誌の場合、紙に印刷された本が見開きでA3、コレくらいだとします。 ↓ iPadでヨコで見開き表示すると、大体46%ほど縮小されるので、感覚的にこれくらい小さくなります。 ↓ 文字もそのまま縮小されるので、iPadでの文字の表示は「本文5.5Q、キャプション3.7Q」になります。ちっちゃいですね〜。このままでは、全然読めません。 文字の大きさが46%縮