うつ病や統合失調症などの患者や家族でつくるNPOが、精神科の医療機関の診療の内容などを独自に点数化したアンケートの結果を、インターネットで公開しました。NPOは「患者や家族が医療機関を選ぶ際の参考にしてほしい」としています。 アンケート結果を公開したのは、うつ病や統合失調症などの患者や家族ら、およそ1万人の会員でつくるNPO法人、「地域精神保健福祉機構」です。 NPOによりますと、会員の患者のうち、40%以上が信頼できる病院に出会うまで5年以上かかっているという調査結果があり、その間に症状を悪化させてしまうケースもあるということです。 このためNPOは適切な医療機関を見つける参考にしてもらおうと、ことし6月から会員全員にこれまでにかかった医療機関の診療内容などをたずねるアンケートを行いました。 そして有効な回答があったおよそ1200人分のデータを集計し、NPOのウェブサイトで公開しました。