原発震災により、技術立国・日本の方向性が揺らぎ始めている。 いったい我々技術者は、どの方向に視線を定めればよいというのか? 本日から4回にわたって掲載する記事は、3年前に執筆した、XML設計のあり方について述べたテクストからの抜粋である。 これはそのまま、我々が眼差すべきベクトルであるかもしれない。 「技術立国」から、「技術哲学立国」へ、シフトせよ。 (1) 昭和のモノづくり、デジタル化の背景 まず,XML登場以前の,我が国のモノづくりにおける社会背景について述べる(図1)。そこには,生販物(生産・販売・物流)における「データ交換」と,文書作成における「文書の電子化」という,2つの流れがあった。 図1 XML登場までの背景。ロジスティクス,CALS,SGML 1980年代初頭,パソコンとフロッピーディスクが普及すると,製造工程を持つ企業は,次々と合理化に取り組み始めた。顧客のニーズが細分
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