紫綬褒章を受章するシンガーソングライターの松任谷由実さんは東京都出身の59歳。 昭和47年、大学在学中にデビューし、叙情的な歌詞と洗練されたポップサウンドで注目を集め、フォークや歌謡曲中心だった日本の音楽シーンに衝撃を与えました。 ユーミンの愛称で親しまれ、「ひこうき雲」や「守ってあげたい」「卒業写真」など、長く歌い継がれる名曲を数多く発表し、芸術文化の発展に貢献したことが評価されました。 松任谷さんは「40年前、わたしは創作の道を歩き始めました。その長い旅路の途中で思いがけず『ここまでよくがんばりましたね』と声をかけていただいたような気持ちです。今回の受章の向こう側には、今までわたしの歌を愛してくれた人たちがいます。1曲1曲にこの人たちの”想い”がつまっています。これからもこの”想い”を胸に歌っていきたいと思います」というコメントを出しました。