3年前の春。高校の入学式の日は緊張していた記憶がある。それは、まだ学校に居場所がなかったからだと思う。しかしそんな宙に浮いたような感覚は、新学期が動き出すうちに、すぐに忘れていった。
筆 者: 濱 田 純 逸 ●はじめに 日本人ほど、「国際化」という言葉を多用し、「国際」「国際的」という言葉が好きな民族はいないといっても過言ではない。その証拠に、例えば、学生募集では「国際」という名のつく大学名、学部名、学科名であれば、増員に拍車がかかり、「国際交流」プログラムを実施すれば、生徒が集まるというのである。その結果、国際交流プログラム、国際交流事業、留学、ホームステイが華やかとなる。全国津々浦々、至るところで「国際化」という言葉が使われ、世界の様々な国々と、様々な国際交流事業が行われることとなる。 これは日本における、ある15歳の米国人中学生の留学体験記である。日本という国で、日本人と生活し、日本文化を体験する彼と、彼と関わりを持つ方々が体験した異文化交流の記録である。そこには多くの日本人が抱く「国際交流」という華やかさはない。「国際交流」と共生する、「国際親善」なる皮相的、
防大生、いじめで同級生を刑事告訴 「いじめは修行」体毛に火、集団暴力、性的暴行… Business Journal 8月12日(火)3時0分配信 幹部自衛官を養成する防衛大学校(以下、防大と略)で、2学年の男子学生が校内でいじめを受けストレス障害になったとして、上級生や同級生8人を横浜地方検察庁横須賀支部に傷害と強要容疑で7日、刑事告訴した。 昨年6月、当時1学年だった男子学生が、上級生に服を脱がされて体毛に火をつけられ、腹部に全治3週間のやけどを負ったほか、今年5月、地元に帰省した際に休暇届を出すのが遅れたことを理由に、上級生や同級生から殴られるなどした。さらに6月には、同級生から男子学生本人の顔写真を黒縁で囲み遺影のようにして、無料通話アプリLINE上にアップされた。男子学生は、これらが原因で重度ストレス障害になったといい、現在は地元の福岡県に帰省し休養している。 ●いじめは防大や
いじめの問題が大きな社会的関心を集めている。「尋常小学国語読本巻五」(昭和6年)に、転入児童をめぐるいじめの話が載っている。「中村君」という題材だ。 「四月四日の朝、当番で僕が机の上をふいてゐると、先生が知らない生徒を一人つれてお出でになりました。 『ここがあなたの教室です。せきはあれにします。』といつて、此の間からあいてゐたせきをおさしになりました。 さうして『山田さん』とおよびになりましたから、『はい』と答へますと、『此の方は中村さんといふ人で、今度遠い所から来て、今日から此の級へはいる方です。』とおつしやいました。 又中村君には、『これは級長の山田さんです。分らないことは此の方におききなさい。』とおつしやいました。私ども二人はていねいにおじぎをしました。」(中略) ここには、子供同士とはいえ、人と人との出会いの慎み深いありようが描かれていて好ましい。 「ある日、僕がうんどう場へ出て見
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