ボーダーコリー(写真は米アリゾナ州の使役犬)がとても賢いのは、牧羊犬として人の命令に注意を払うよう訓練されてきたためだと広く考えられている。(PHOTOGRAPH BY ADAM FERGUSON) イヌは人の表情を読み取ったり、言葉を理解したりできる。だから「うちの犬は賢い」と思っている飼い主は多いだろう。 ただ、なかにはずばぬけて賢いイヌもいる。例えば、「世界で最も賢い犬」と呼ばれた米国のボーダーコリー「チェイサー」は、自分のおもちゃに対応する名詞を1022個も覚えていた。 ドイツでは、同じくボーダーコリーの「リコ」というオスが、3歳児のような速度と洞察力で新しいものの名前を理解する「ファストマッピング」ができた。ほかにも少数のボーダーコリーと2匹のヨークシャーテリアが同様の才能を持つことが確認されている。(参考記事:「イヌはネコより賢い? 科学が出した答えとは」) しかし、多くの場合
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