日本たばこ産業(JT)は6日、8月中旬から国産黄色種葉タバコの放射性物質検査を実施した結果、JTが設定した暫定基準値を超える放射性物質は検出されなかったと発表した。 放射性物質による葉タバコの汚染については国の規制はない。このため、JTは放射性セシウムについては1キロ・グラムあたり500ベクレル、放射性ヨウ素は同2000ベクレルとする野菜と同様の基準値を採用し、農家から葉タバコを購入する前に検査を実施した。検査は、野菜などから基準値を超える放射性物質が検出され、出荷制限や自粛が行われた茨城、栃木、千葉、静岡の4県の35地点で行われた。JTでは、9月中旬以降も他品種の収穫に合わせて検査を実施する。