「説明書を書く悩み解決相談室」第14回です! 教育問題に関する興味深い本を読んだので、その一部を紹介します。『ごまかし勉強(上)学力低下を助長するシステム』という本で、以下は本文中81~84ページの要約です。 80年代後半以降、学習指導要領を改訂する度に学習内容は減ってきた その狙いは「記憶偏重の教育」から「思考力重視の教育」を目指すということだった しかし、学習対象の量を減らせば記憶偏重でなくなるという考え方はあまりにも安易である 実際には、量を減らすと暗記で済んでしまうため「思考力」がそもそも育たなくなる 暗記しきれないほどの量になると、「考えて」基本原則を理解しなければならなくなるため、思考力を重視するなら、量を減らしてはいけない といったことです。実例として、中学生が学ぶ「化学反応の式」の数が1967年には約50種類だったのが1996年にはたった12種類と、8割減になっていることな
![情報の構造化、してますか?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/00fef97ab0dfa0275d8725516426d439f94a9b83/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fbizid%2Farticles%2F1202%2F08%2Fshk_yutori01.jpg)