昨今、数々のウェアラブルデバイスがローンチされているが、“ただ身に着ける”という観点だけではなく、直接体内に働きかけるスマートピルのような、ヘルスケアに関与するウェアラブルの開発も進められている。 リモコン操作可能な避妊用インプラントチップ マサチューセッツのスタートアップが手がけている「MicroCHIPS」は、オン、オフをリモートコントロールできる“避妊用のインプラントチップ”だという。このインプラントチップは、20 x 20 x 7ミリメートルのサイズ。これを臀部や腹部、上腕など、身体のある特定の箇所の皮膚の下に埋め込む。 1日分量の成分を放出 チップはチタンとプラチナでコーティングされ、避妊用ホルモンとして知られるレボノルゲストレルホルモンを含む成分を内包している。内部バッテリーから電流を流すと、一時的に中の成分が少量だけ放出されるという仕組みだ。1日に30マイクログラムのレボノル