アスベスト使用の公営住宅 記録廃棄のケースも | NHKニュース発がん性のあるアスベストが全国の公営住宅の少なくとも２万戸余りで使われていたことが明らかになった問題で、実態の把握に欠かせない記録を自治体などが廃棄したケースが複数あることがわかりました。住民に健康被害が出た場合、原因の究明が難しくなるとして、被害者の支援団体からは記録の保存を求める声があがっています。 さらに、この調査で判明した公営住宅以外に、一部の自治体などがアスベストを使用した住宅があるにもかかわらず、管理台帳などの記録を廃棄していたケースが複数あることがＮＨＫの取材でわかりました。 このうち熊本県の南関町は２４戸の町営住宅でアスベストを使ったとしていますが、平成１９年までに解体され、５年間の保存期限をすぎたため記録を廃棄したということです。 またＵＲ＝都市再生機構も２６の団地でアスベストを吹き付けていたと国に報告していますが、除去などの対策を終えたことを理由に記録を廃棄したため、ど
