2011年3月11日 東日本大震災を経験した私たちは 大きすぎる被害を目にして 自分に何ができるのかを考えました。 多くの人が被災地にかけつけましたが 何ができるのかわからない人も 世界中にたくさんいました。 多くの人が物を送りました。 ところがこの方法には大きな課題がありました。 送る人同士が協力する方法がないので 必要な分を越えてしまった物はゴミとなり 捨てるのにお金がかかってしまうのです。 この課題を知った人は やがて物を送らなくなりました。 多くの人が募金をしました。 この方法にも課題がありました。 100人いれば100通りの想いで募金をしたお金が 誰のためにどのように使われるのか実感が持てないのです。 実感が持てなくなった人は やがて募金を続けなくなりました。 このままでは 「誰かのためになりたい」 という多くの想いが無駄になってしまう。 そんな社会に私たちは住みたくない。 「誰