RDBMS 理解度の壁: プロダクションや運用保守で困らないシステムを作れる知識 <<<それっぽく動くものを作れる知識 実際のシステムで遭遇・見聞きした事象をもとに、上記のスキマにある各種 RDBMS 知識を説明します。 RDBMS 本体の運用よりも、現実のアプリケーションにおける設計・実装上のハマリどころが中心。
![RDBMS in Action](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55bc09d9610d3a7dd8532d7dbcd9c7b896e7c920/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2Ff3b93a3274ff48d09b2a70b3da28b489%2Fslide_0.jpg%3F13563021)
■■序論 徳丸さんのスライド「いまさら聞けないパスワードの取り扱い方」に見られるように、昨今、ウェブアプリケーションの設計要件として、サーバ内に侵入された場合でもユーザーのパスワードをできるだけ保護すべきという論調が見受けられるようになってきました。 上掲のスライドでは、その手法としてソルトつきハッシュ化を勧めています。しかしながらスライドに書かれているとおり、ソルトつきハッシュには、複雑なパスワードの解読は困難になるものの、単純なパスワードを設定してしまっているユーザーのパスワードについては十分な保護を提供できないという問題があります。そして、多くのユーザーは適切なパスワード運用ができない、というのが悲しい現実です。 ソルトつきハッシュを使った手法でこのような問題が残るのは、ウェブアプリケーションサーバに侵入した攻撃者がユーザーの認証情報をダウンロードして、認証情報をオフライン攻撃するこ
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