Linux 5.10は最新の長期サポート(LTS)リリースであり、少なくとも2年間はサポートされる。LTSバージョンは、最終的に6年間サポートされることになる場合もある。 LTSリリースが重要なのは、サポート期間中は重大なパッチがバックポートされることになっており、デバイス開発者が長期間にわたってセキュリティパッチが適用されたカーネルを利用できることだ。 今回のバージョンには、LTSであることを除いては特別な点はない。ただしTorvalds氏によれば、ネットワーキングやアーキテクチャー、ファイルシステム、ツールなどに対する少数の修正が含まれているという。 「ゾッとするようなものはない。多くのパッチは非常に小さなもので、最大のものは、ピン制御ドライバーのピンのマッピング定義を修正していることだ」と同氏は述べている。 「(最後の週には)かなりの修正が行われ、問題が修正されなかったため土壇場で元