Red Hat Linuxなどはパッケージ管理システムとしてRPMを採用しているが、インストールしたいプログラムがtarボールのみで配布されていることも多い。多くの場合、tarボールを展開してコンパイルを行い、インストールするのは簡単だ。しかし、この方法でインストールしたプログラムはRPMの管理からは外れてしまうので、RPMによって得られるサービス(インストール済みプログラムの検索やプログラムのアップグレードなど)が受けらない。 tarボールで配布されているプログラムの中には、RPMファイルを作成するためのSPECファイルを含んでいるものがある。このような場合は、rpmbuildコマンドでtarボールからRPMファイルを作成できる。具体的には、-taオプションを付けてrpmbuildコマンドを実行する。