シスコシステムズは2009年6月4日、IPv4/IPv6混在環境におけるIP電話サーバー「シスコ ユニファイド コミュニケーション マネージャ」の検証を完了したと発表した。慶応義塾大学が所有するIPv4/IPv6デュアルスタックのネットワークを利用し、IP電話サーバー2台とIP電話機20台、一般電話網接続ゲートウエイ1台を接続して通話や保留転送、5人での電話会議を検証した。3月から検証を開始し、機能や音声品質に問題がないことを確認できたという。 現在、IPv4アドレスの枯渇が問題視されており、2011年ころにはIPv6対応のインターネット接続サービスが増加すると予想されている。その結果、企業でもIPv6の利用が進む可能性がある。シスコは今回の検証を通じて、自社製品がIPv4/IPv6混在環境に適応していることをアピールする狙いだ。