乳がんの末期というと、非常に言葉のイメージが厳しい感じがしますが、実際には乳がん自体の末期という考え方より、リンパ節を通過した乳がん細胞が転移を起こし、他の部位にもがんが発生してしまう症状ということが殆どの方のイメージする末期症状といえるでしょう。 ですから、乳がん自体の末期としては、乳房の全摘出という手術以外に治療方法がないというケースでの表現になり、実際に命を落とすという確率も低いということになります。治療の遅れから転移が始まる場合などは、非常に完治も困難になり、命に関わるため、乳がんの末期という言葉自体の語弊が怖いとも言えます。 実際は乳房の全摘出手術というだけで、殆どの女性の精神的なダメージは計り知れないモノですし、命に関わるモノだけが乳がんの場合の末期症状ではないという考え方も大切であるということが出来ます。