肝臓がんには、初期症状や自覚症状というものがまったくありません。会社の健康診断や肝臓病の検査などで偶然発見されることがほとんどなので、昨日まで健康だと思っていた人が急に肝臓病の患者になってしまうという事態になってしまいます。 初期症状もないうえに、発病しても日常生活には支障が出てこないため、自分で気づくケースはきわめてまれです。体の不調を訴えるのは、がんと併発した肝硬変が進行したあとです。 クモ状血管腫、出血傾向 クモ状血管腫は手のひらが紅色になる症状です。また血が止まりにくくなる(出血傾向)もありますが、これらはがんにより肝細胞が破壊され、肝臓全体が萎縮してしまうことで肝機能が低下し血小板の数値極端に少なくなる事からおきます。打ち身や転倒など怪我にも注意して下さい。 食欲不振、全身倦怠感・疲れやすい 肝機能が低下する事により、エネルギーの代謝や解毒作用といった本来の肝臓の働きが悪くなって
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