先月15日、福島第一原発の爆発により現地から61キロ離れた福島市では通常の約500倍(20マイクロシーベルト)が、東京でも通常の20倍(0.809マイクロシーベルト)の放射線量が検出されました。今もなお上がり下がりする放射線量の数値を前に、不安を抱きながら過ごす方も多いのではないでしょうか。 ところが、今から50年以上も前の日本は、今よりもっと高い放射性物質に見舞われ、東京や大阪でも1000倍のプルトニウムが大気中から放出されていたそうです。東京では、なんと1万倍の放射線量が検出されたという情報も。 これは1950年代後半から60年代前半にかけて行われた、アメリカ、ソ連、中国などの核爆発実験により、北半球全体に放射性物質が拡散していたことが原因。 特に、1954年(昭和29年)3月1日に行われた、米国によるマーシャル諸島ビキニ環礁の水爆実験は、当時の日本国民に暗い影を落としました。米国が示
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