トヨタでは異例の目標と実績の乖離トヨタ自動車のプレミアムブランド「レクサス」の苦戦が伝えられている。実際、昨年末までの販売台数は、同社が掲げていた目標の半数余りにとどまった。逆にライバルのメルセデスベンツ、BMW(MINI除く)は、レクサス登場以来の累計販売が前年同期比2ケタの伸びとなって、とりあえずは「迎撃」に成功した。 ただし、独2ブランドの販売増には、レクサスの営業開始によるプレミアム市場底上げの波及効果も寄与している。現状ではトヨタの市場開拓パワーは、ライバルへ「塩」を送る構図となっている。 トヨタの笹津恭士副社長は2005年8月のレクサス立ち上げ時、同年末までに「販売2万台、受注2万5000台」の目標を公表していた。しかし、販売実績は約1万0300台。事業計画には常に慎重なトヨタの目標と実績がこれほど乖離するケースは珍しい。 『GS』など3車種合計のモデルサイクルを通じた月間販売
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