業績が苦戦するマクドナルドに「おまえら、もっとがんばらなあかん」と檄を飛ばす人がいる。藤本孝博氏だ。マクドナルドに24年間勤め、営業本部長やプレミアムローストコーヒーの無料配布などマーケティングキャンペーンを担当した。その恰幅のよい体格と、面倒見のよさから「マクドナルドのボス」(写真)と呼ばれてきた。 インタビューの前編はこちら ――外部から見れば「たかがマクドナルド」をどうやって「されどマクドナルド」に変えていくのでしょうか。 変えていくのは役職の上からじゃない、店舗で働くアルバイトや従業員などのクルーからです。マクドナルドでは会社の方針を店舗のアルバイトに浸透させることを「クルーの末端まで下ろす」と表現します。僕はこれが大嫌いでした。クルーがいるところは“末端”じゃなくて“先端”です。お客さんはそこにしかいない。ここを末端だと思っている人が外食ビジネスを成功させたり、成長させたりするこ
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