名門バレンシアがついに身売りへ。財政面難を招いた市長の無謀な新スタジアム建設計画 先日、クラブの身売りが発表されたバレンシア。一体なぜこのような事態になってしまったのか。ひとつの要素が市長の計画した新スタジアムの建設だ。現在も完成には至っておらず、毎年スター選手を売却している。政治に翻弄されたクラブの苦難を追った。(欧州サッカー批評08初出) 2013年12月12日(木)11時44分配信 text by 山本美智子 photo Rafa Huerta タグ: focus, スタジアム, バレンシア, 経営難 スポーツと政治は分けて考えるべきだという意見をたまに聞くことがあるが、スペインサッカーに関して言えば、その二つを分けるのは不可能だ。政治とサッカーは、国民の大好物である。 もちろん、スペインに限った話ではない。イタリアで元首相がクラブチームのオーナーとなっているのは周知の事実で、逆に元
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