豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市大岩町)で、極地動物館の展示ガラスにヒビが入り、メーンプールが閉鎖されている。 プールで飼育されているラッコのヤヨイ(メス、15歳)が、エサの貝殻でガラスをたたくためで、隣のサブプールに移されて展示されている。 ヤヨイは1996年に来園してから好物のオオアサリを食べたりする際、貝殻をプールの展示用強化ガラス(縦約2メートル、横約3・4メートル)に打ちつける癖があり、13日朝、2枚重ねのガラスの内側の1枚(厚さ1・5センチ)にヒビが全体に入っているのが見つかった。 放置しておくと、プールの水圧でガラス全体が割れる心配があるため、メーンプールを閉鎖した。強化ガラスの取り換え工事は年明けになる見込み。同園ではメーンプールに断り書きを掲示して、入園者の理解を求めることにしている。