以前のエントリ(InDesignの文字組アキ量と行頭における始め括弧類の組方 - 無銘書房)に関連して、InDesignの行頭における始め括弧類の組方について。 行頭における始め括弧類の組方は三種類ある。「段落行頭/折返行頭」の二種類の行頭に分けて考えると、具体的には 小説に多い「二分下げ/ベタ」 一般書籍に多い「全角下げ/ベタ」 新聞や雑誌に多い「全角二分下げ/二分下げ」 がある。 これらの組方を実現するには、 原稿段階で段落行頭に「全角スペース」を挿入して段落字下げをする 原稿段階では全角スペースを入れず、InDesignの文字組アキ量設定で全て調整する の二通りが考えられる。(1)の原稿例を示すと、 □これが本文。 □「括弧類で括られた文章」 の様になる(□は全角スペース)。一方として、(2)の例を示すと、 これが本文。 「括弧類で括られた文章」 の様になり、段落冒頭であっても全角ス