大辞林をひくと、モザイクは、「貝殻、ガラス、石などの小断片を並べて、模様を表した飾り」と説明されています。 色の異なっている材料を様々な形に加工して寄せ集め、全体として一つの図柄や模様にしたものがモザイク。また、広義のモザイクは「かけら(テッセラ)を組み合わせて作られたイメージおよびその技法」と言い表すことができるでしょう。 モザイクの語源は諸説あって定かではありません。ギリシアの学芸の女神「ムーサ」の作品である「ムーサイコン」から来たのではないかという節が説得力がありそうですが、ほかにも「小さい」を意味する語から派生したとか、虫という語からの派生という説もあります。 女神「ムーサ」は、英語では Muse 「ミューズ」 となり、美術館を意味するmuseumや音楽のmusicの淵源ともなっています。 現在最古のモザイクは紀元前3500~3000年頃のもので、メソポタミアのユーフラテス