4つの“せき止め湖“緊急調査 9月7日 4時0分 今回の台風による大雨で、奈良県や和歌山県では、崩れた土砂で川がせき止められ、湖のようになっている場所が複数確認され、国土交通省は、このうち4か所は土砂災害が起きるおそれが高いとして、法律に基づく緊急の調査を始めました。 国土交通省が緊急の調査を始めたのは、奈良県十津川村長殿と、同じ十津川村の栗平、奈良県五條市大塔町赤谷のいずれも十津川の支流の3か所と、和歌山県田辺市熊野の日置川の支流の、合わせて4か所です。この4か所は、川をせき止めている土砂の高さが20メートルを超える大規模な「せき止め湖」が出来ていて、万が一、決壊すると下流の地域に大きな被害が出るおそれがあるということです。このため国土交通省は、土砂災害防止法に基づいて、6日から緊急調査を始めました。調査は上空と地上から行われ、どの程度、決壊のおそれが迫っているかや、決壊した場合、被害を
専門家 「段波」起きた可能性 9月5日 21時56分 奈良県十津川村で川沿いに建つ住宅が倒壊した被害について、土砂災害の専門家は、大量の土砂が川に落ちたことで水が津波のように一気に押し寄せる「段波」という現象が起きていた可能性があると指摘しています。 土砂災害に詳しい財団法人砂防・地すべり技術センターの池谷浩研究顧問は、和歌山県や奈良県で起きた土砂崩れなどの現場を映像から分析しました。このうち、和歌山県の田辺市伏菟野地区で起きた大規模な土砂崩れについては、山の斜面が深い部分までえぐれるように崩れている点に注目し、「崩れた土砂の上に樹木が残り、土砂の先端部分に水が流れていないことから地すべりに近い現象が起きたとみられる」と指摘しました。そのうえで「これだけの規模の崩壊は相当な量の雨が降らないと起きないので、今回の雨量が非常に多かったことを物語っている。ただ、どのくらいの規模の現象が起きるのか
8地点アメダスデータ入らず 9月4日 20時5分 和歌山県と奈良県の合わせて8か所のアメダス観測所で、雨量などのデータが入らない状態になり、大阪管区気象台によりますと、大雨や停電が原因とみられ、復旧のめどは立っていないということです。 大阪管区気象台によりますと、データが入らない状態になっているのは、奈良県の上北山村と奈良県の十津川村風屋、それに和歌山県の田辺市本宮など、奈良県と和歌山県にある合わせて8か所のアメダス観測所です。このうち、奈良県の上北山村の観測所では、先月30日の降り始めからの雨量が、4日午後5時現在で1808.5ミリを観測したあと、午後6時以降のデータが送られてこない状態になっているということです。大阪管区気象台によりますと、大雨や停電が原因とみられるということで、停電のあと、バッテリーで動いているほかの観測所でも今後、データが送られてこなくなるおそれがあり、いずれも復旧
全国で24人死亡 54人不明 9月5日 6時14分 台風の影響で、和歌山県や奈良県などで土砂崩れなどの被害が相次ぎ、全国でこれまでに24人が死亡、54人が行方不明になっています。 このうち、和歌山県では15人が死亡し、警察によりますと、今の時点で28人が行方不明になっています。那智勝浦町では、水没した車の中から男性が遺体で見つかったほか、壊れた住宅の中で男性が遺体で見つかるなど、合わせて8人の死亡が確認され13人の行方が分からなくなっています。日高川町では、冠水した道路で立往生した車に水が流れ込み、乗っていた男性が死亡するなど、合わせて3人が死亡しました。新宮市では、2人が遺体で見つかったほか、6人の行方が分からなくなっています。田辺市では、土砂崩れで住宅3棟が全壊し、1人が死亡したほか、7人の行方が分からなくなっています。このほか、みなべ町でも住宅の裏山で土砂崩れが起き、男性1人が死亡し
台風 3人死亡19人行方不明 9月4日 5時41分 台風の影響で各地で被害が相次いでいて、全国でこれまでに3人が死亡、19人が行方不明になっています。 このうち奈良県十津川村野尻では、3日夜、住宅2棟が川からあふれた水に流されました。2棟の住宅には合わせて11人がいて、4人が病院に運ばれましたが、岡美佳さん(36)が死亡しました。また、7人が行方不明になっています。また、十津川村の上湯川では、3日、山の斜面が崩れて住宅が押し流され、この家に住む田中孝夫さん(73)が死亡しました。松山市では、3日、パート従業員の寺坂富貴さん(45)が川に流されているのが見つかり、病院に運ばれましたが死亡しました。また、奈良県天川村坪内で、3日夜、住宅が流され、女性1人が行方不明になっています。また、4日未明、和歌山県田辺市で土砂崩れがあり、住宅3棟が全壊して、住民6人の行方が分からなくなっているということで
土砂崩れ 女の子救助5人不明 9月4日 6時32分 和歌山県田辺市で土砂崩れが起き、警察によりますと、住宅3棟が全壊し、中から13歳の女の子が救助されたということです。しかし、住民5人の行方が分からなくなっているということで、警察と消防で救助活動を行っています。 4日午前0時半すぎ、和歌山県田辺市伏菟野の、伏菟野橋の近くで、広い範囲にわたって土砂崩れが起きたと消防に通報がありました。警察によりますと、付近には5世帯22人が住んでいますが、住宅3棟が全壊し、中から13歳の女の子が救助されたということです。女の子は、軽いけがをしているということです。この住宅に住む2世帯5人の行方が分からなくなっているということで、警察と消防で救助活動を行っています。現場は、伏菟野橋からおよそ200メートル上流の川の左岸で、この地域では避難指示や避難勧告は出ていないということです。土砂崩れが起きた現場近くに住む
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