被災地 アスベスト対策徹底を 10月7日 6時4分 東日本大震災の被災地で壊れた建物やがれきを撤去する際に、アスベストを吸い込まないための防じんマスクの着用などが徹底されていないことが分かり、環境省と厚生労働省は、業者やボランティアなどに注意を呼びかけるとともに対策を検討することにしています。 これは、環境省と厚生労働省が被災地の県の担当者や専門家を集めた会議で報告されたものです。被災地では壊れた建物を解体したりがれきを撤去したりする際に、内装に使われていたアスベストが飛散するおそれがあるため、国や各自治体は水をまいたり、防じんマスクを着用したりするよう呼びかけてきました。しかし厚生労働省が、岩手、宮城、福島の188か所を調べたところ、およそ3割の場所では業者による防じんマスクの着用が徹底されていなかったほか、ボランティアのうち事前に登録せずに活動をしている人には対策が周知しにくいことが報