はじめに 本連載では、「クロスブラウザに対応したデザインテクニック」をテーマに、保守性や互換性に優れたXHTML+CSSの書き方を紹介していきます。 各ブラウザには標準で実装されているスタイルシートがあるのをご存知でしょうか? これを「ブラウザのデフォルトスタイル」と言いますが、CSSを利用してクロスブラウザなデザインを目指すとき、まずはこのデフォルトスタイルを初期化しておいたうえで、スタイルを作りこむ、という手順を踏むのが一般的です。そうすることで、各ブラウザのデフォルトスタイルの差異を気にすることなく、スタイルを作りこむ作業に専念することができるからです。また、初期化ファイルを別ファイルにコンポーネント化しておくことで管理しやすくなります。 連載第3回目となる今回は、このブラウザのデフォルトスタイルについて解説し、これを初期化して、各ブラウザのデフォルトスタイルの差異を埋める方法を紹介