アメリカのパソコン最大手「ヒューレット・パッカード」は、去年買収したイギリスのソフトウエア会社で不正会計が発覚し、日本円で7000億円を超える巨額の損失を計上したと発表しました。 これは、ヒューレット・パッカードが20日、ことし8月から10月までの四半期決算の中で明らかにしたものです。 それによりますと、去年買収したイギリスのソフトウエア会社「オートノミー」で不正会計が発覚し、これに関連して88億ドル(日本円でおよそ7100億円)に上る巨額の損失を計上したということです。 この結果、ヒューレット・パッカードの最終損益は68億5400万ドル(日本円でおよそ5600億円)の赤字になりました。 今回の不正会計について、ヒューレット・パッカードは、オートノミーが売り上げを水増ししていたほか、販売の実績がないのに取り引きを偽装していたことを明らかにし、アメリカの証券取引委員会とイギリスの重大不正捜査