2010.10.27 知財、メディア&アートの法務 第12回 「最近の著作権判決から ――『美術品鑑定証書引用事件』(知財高裁2010年10月13日判決)」 弁護士 二関辰郎(骨董通り法律事務所 for the Arts) ■著作権等判例勉強会 著作権法・不正競争防止法・商標法といった、要するに技術系でない知的財産法の分野に関する最新判決を、関心ある弁護士が集まってレビューする勉強会を行っている。確認してみたら、2002年10月から始めていた。夏休みを除くとほぼ毎月1回のペースで継続してきたから、意外に(?)長続きしている。最高裁ホームページに掲載される新判決が題材のためネタ切れがないこと。どのような判決が出ているか情報共有を主目的としており、深い分析までレポーターに要求していないこと。そういったことが継続の秘訣かもしれない。会の名称も、気軽な感じにすべく、「研究会」ではなく「勉強会」