近年、「ボランティアで精子を提供します」「無償の精子バンク」などとうたい、病院を介さず個人でやりとりする精子提供サイトが増えていることをご存知だろうか。 実際に女性が妊娠・出産に至った実績や提供数などが記載されたサイトもあるが、提供者側の具体的な年齢や氏名などは明かされていないものばかりで、完全に匿名だ。 その代わりと言っては何だが、肌の色、健康面、学歴、家族構成など、いかに自分の精子が優秀であるかをアピールしている場合が多い。しかし、それだけの情報で見ず知らずの男性から精子をもらうのはとても危険なことではないだろうか。 無償で精子を提供する理由 多くは「善意」であるという。フジテレビの情報番組「とくダネ!」で取材を受けていたとある40代男性は、現在も妻とともに暮らす既婚者だ。 「自分自身に子どもができなかったので、どんな形でも良いから自分の遺伝子を残したかった」との思いで、数年前から精子
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