牛乳の消費拡大を目指そうと、埼玉県深谷市の若手酪農家を中心としたグループ「ミルクマンプロジェクト」が、オリジナル絵本を発刊した。 約3年前から開いている牛乳を題材にしたアクションショーの内容を生かした力作。平均年齢28歳のメンバーは「子どもが牛乳や乳製品を好きになるきっかけになってくれれば」と期待している。 グループは、深谷市で酪農を営む小林誠さん(32)の呼びかけで2006年夏に結成された。現在のメンバーは、深谷市と寄居町の若手酪農家ら8人。県北の幼稚園や保育園などで17回の公演を重ね、2500人を超える来場者に牛乳の魅力をアピールしてきた。 ショーは、斉藤剛史さん(26)(寄居町)演じるヒーローの「ミルクマン」が、牛乳を独り占めしようとする悪の「ワルスギー軍団」を倒すという内容で、脚本から演出まで自分たちで手がけた。ショーが近くなると、早朝や日中の仕事の合間をぬって集まり、練習に打ち込